
もし、明日あなたが帰らぬ人になったら、
残された家族は『今日からの銀行の振込』や
『生活費の引き出し』を
一人で完結できますか?
もし突然不慮の事故が起きたらどうなる?

私はある程度の資産は築けてきました。
でも、もし今日明日、不慮の事故や病気で自分がいなくなったら、
お金に無頓着な妻は、本当に一人でやっていけるんだろうか。
資産は残せたとしても、
何をどうすればいいか分からないまま、
手を付けられずに困ることはないだろうか。
そんな不安が、ふと頭をよぎるようになりました。
当たり前はずっと続くわけではない

正直に言えば、ここまで深く考えたことはありませんでした。
夫婦なんだから、
何となく何とかなるだろう。
そう思い込んでいた部分が、確実にあったと思います。
妻は資産形成に関しては無頓着、
家計管理は資産形成分を差し引いて全て妻に任せてありました。
それでもこれまでは、大きな問題は起きていませんでした。
だからこそ、「自分がいなくなる前提」で考えることから、
どこか目を背けていたのかもしれません。
きっかけは紀州のドン・ファンによる遺言状

きっかけは、紀州のドン・ファン裁判のニュースを見たことでした。
遺言状の内容が裁判で争われているのを見て、
最初は他人事だと思っていました。
でもふと、
「あれは“残さない”というケースだよな。
じゃあ逆に、全部“残したい”場合はどうなるんだろう?」
と考えた瞬間、急に他人事ではなくなりました。
調べていく中で初めて知ったのが、遺留分という制度です。
仕組みをきちんと理解する前に、
「え……全部妻に残せるわけじゃないの?」
という不安のほうが先にきました。
お金に無頓着な妻が路頭に迷ってしまう

改めて考えてみると、
私たちは二人で一つの家族という「チーム」で、
役割分担で成り立っている組織のようなものだと気づきました。
- 妻:日々の生活を守る「運営」担当(生活費・家事)
- 私:将来の礎を築く「財務」担当 (収入・資産管理)
これまでうまく回っていましたが、
「もし自分がいなくなったら、
この私の領域を誰が引き継ぐんだろう?」
という疑問が浮かびました。
それでは妻を路頭に迷わせてしまう。
さらに調べていくと、
資産を築くために我慢をさせてきたにもかかわらず、
状況次第では、妻がすべてを相続できない可能性もある。
単に「お金を残せばいい」話ではないと、強く感じました。
迷った末に選んだ行動

いろいろな選択肢は考えましたが、
一番優先したのは、
「自分がいついなくなっても、
何も分からない妻が路頭に迷わない状態を残すこと」でした。
そのために選んだのが、
『遺言状を書く』という選択です。
(実際の作成はこれからです)
完璧な方法かどうかよりも、
「すべて妻に残る」という前提があることで、
少なくとも心理的な不安を減らせる。
正しさよりも、安心感を優先しました。
あなたならどうしますか?
この記事は、
「こうすべき」という正解を示すものではありません。
自分の場合は、
自分が先にいなくなったあとも、
妻が迷わず前に進める状態を残したい、
という基準で考えました。
同じ立場でも、
大切にしたいものや事情は人それぞれ違うと思います。
ただ、「いつか考えればいい」と先送りにしていた不安を、
一度立ち止まって整理するきっかけとして、
この体験が何かの参考になれば嬉しいです。
遺言状を書くことは、死ぬ準備ではありません。
残された人が、明日からも笑顔で暮らすための『手続き』
だと思うようになりました。


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