〜今すぐ使えるテンプレート付き〜

なぜ今、職務経歴書を「書くべき」なのか?
「転職する予定はないけれど、職務経歴書って書いたほうがいいのかな?」 そう感じている方は多いと思います。私自身も、すぐに転職するつもりはありませんでした。
それでも、将来いつか来るかもしれない「その日」―会社の変化や、どうしても挑戦したいチャンスが訪れる日に備えて、転職エージェントのJACリクルートメントに登録し、自分の歩みと向き合うことにしました。
私はすでに職務経歴書を作成し、定期的に見直しをしています。その過程で確信したのは、職務経歴書は転職のためだけの書類ではないということです。
これは、
👉 自分の「市場価値」を知るための健康診断ツール
👉 これまでのキャリアを言語化するための「人生の棚卸し」
なのです。この記事を読み終える頃には、
- 自分の「本当の強み」が言葉になり
- 企業が会いたくなる実績の書き方がわかり
- 5分で埋められる「最強のテンプレート」が手に入ります。
私はJACリクルートメントの面談で、「転職はあくまで手段」という言葉を聞き、深く納得しました。備えとしての職務経歴書。その重要性を、私の実体験とプロの視点を交えて詳しくお伝えします。
【基礎】職務経歴書とは?履歴書との決定的な違い
職務経歴書とは、これまで経験してきた仕事内容・実績・スキルを通して、「この人は、入社後に何ができるのか」を企業にプレゼンするための書類です。
| 項目 | 履歴書 | 職務経歴書 |
| 役割 | プロフィールの確認(事実) | 能力の証明(価値) |
| 内容 | 学歴、職歴、資格など | どう向き合い、何を出したか |
| 視点 | 応募条件を満たしているか | 自社で活躍するか(再現性) |
| ゴール | 本人確認・事務手続き | 「この人に会いたい」 と思わせる |
採用担当者は、まず職務経歴書を読み、最初の数秒で合否をイメージします。つまり、あなたの魅力を伝える「最強の営業資料」なのです。
私が【面談から学んだ】市場価値を高める書き方4ステップ

面談で私が痛感したのは、「企業側の視点に立つ」ことの重要性です。
そのエッセンスを4つのステップにまとめました。
ステップ1:職務要約は「最強のキャッチコピー」
職務経歴書の冒頭200〜300文字にある「職務要約」は、採用担当者が最初に目を通す場所です。 私はまず、「自分年号」を作成しました。単なる履歴の羅列ではなく、「この時はこんな想いで、こんな工夫をした」という意思入れ(感情と意図)を年表に書き出す作業です。何年にどの部署にいて、何に「意思入れ」して取り組んでいたか。自分だけの歴史を振り返ることで、要約の言葉に魂がこもります。
ステップ2:実績は必ず「数字」と「規模」で語る
「不良品が多い」ではなく「1,000個中100個の不良品が出ており、発生率は10%」。 数字は誰が見ても同じ解釈ができる共通言語です。事務職など数字が出にくい場合でも、「1日の処理件数」「残業削減時間」など、定量化できるポイントを必ず探しましょう。これは普段の仕事でコンセンサスを得る上でも最強の武器になります。
ステップ3:ポータブルスキルを意識的に言語化する
ポータブルスキルとは、業界が変わっても活かせる「持ち運び可能な力」です。 私は30代前半、いわゆる「雑用」ばかりの時期がありました。同期が華やかな仕事をする中、誰でもできる仕事に。しかし、私は「どうすればこの単純作業を、品質を維持しつつ最短で終わらせられるか?」と、徹底的に効率化を考えました。 「楽をしたい」という欲求から生まれた効率化。これも立派な「改善能力」というポータブルスキルです。
ステップ4:活かせる経験は「応募企業目線」で再編集する
かつて私は就職試験で大きな挫折を経験しました。その時学んだのは、面接や書類は「企業主体」でなければならないということです。「自分が書きたいこと」より「企業が知りたいこと」を優先しましょう。
職務経歴書作成で失敗しない注意点とNG行為

- A4用紙2枚以内が基本: 情報を詰め込みすぎず、読みやすさを最優先にします。
- NG行為: 嘘や誇張、ネガティブな退職理由、誤字脱字。これらは「仕事が雑な人」という印象を与えてしまいます。
まとめ:あなたの「武器」を磨き、来たる日に備えよ
職務経歴書を書くことは、転職を決めることではありません。 「自分は大したことをやっていない」と考える必要もありません。
よく「1万時間の法則(約5年)」でプロになれると言われますが、サラリーマンなら「自分なりの1,000時間の改善」があれば十分です。例えば
- マニュアル化: 30分かかっていた作業を15分に。
- ミスゼロ化: チェック体制を変えて、月数回のミスをゼロに。
- 工程削減: 不要な会議や承認フローを一つ減らした。
これらはすべて、あなたが今の会社で戦ってきた立派な「実績」です。完璧を目指さず、まずは以下のテンプレートを埋めることから始めてみてください。
【保存版】今すぐ書ける!職務経歴書テンプレート
簡単なテンプレートをご用意いたしました。コピペして自分の職務経歴書を作って来るべき日に備えましょう!
下記をコピペしてもいいですがスプレッドシートにしたものはこちら(簡単な解説付き)
職務経歴書
202X年X月X日現在 氏名:〇〇 〇〇
【職務要約】(※最強のキャッチコピーを200〜300字で) 〇〇業界にて〇年間、主に〇〇業務に従事。顧客満足度の向上と業務効率化を軸に、「〇〇(自分の強み)」を活かして〇%の成果改善を実現しました。
【職務経歴】 株式会社〇〇(20XX年X月 〜 現在) 事業内容:〇〇 従業員数:〇名 雇用形態:正社員
■現在業務内容 ・〇〇の企画・運用 ・〇〇を用いたデータ分析と改善提案
■活かせる経験・スキル(ポータブルスキル) ・課題解決力:現状の課題を定量的に分析し、具体的な改善策を提示する力。 ・調整力:複数の関係部署と連携し、プロジェクトを円滑に進行させる力。
■実績・取り組み(※数字と規模を意識!) ・【効率化の達成】:従来5ステップあった〇〇フローを3ステップに集約。月間〇時間の工数削減に成功。 ・【成果】:〇〇の導入により、不良品発生率を〇%から〇%へ低減。
【自己PR】 私は「現状をより良くする」ための意思入れを大切にしています。一見ルーチンワークに見える業務であっても……(※ここにあなたの体験やこだわりを!)
■自分年号(以下自分覚書のメモ用)
年月 配属及び業務
20XX年X月 入社(〇〇部配属)業務:△△
20XX年X月 転勤(⬜︎⬜︎部**課)業務:XX





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