残業ゼロを実現する「タスク管理術」|サラリーマン時間術 | タスク管理 時間効率、残業ゼロ 方法

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はじめに

「残業を減らせ」と会社から言われても、仕事が多すぎて減らせるはずがない。

そう悩んでいるサラリーマンは少なくないと思います。〝サラリーマンあるある〟だと思います。

私自身も20代の頃は毎日残業が当たり前で、疲弊しながら仕事をしていました。

30代になり、残業が少ない部署に異動した後も「残業時間がまだある」という思考の癖が抜けず、結局遅くまで会社に残ってしまうこともありました。ところが、その姿を見た周囲から「残業したいだけの人」と誤解され、いざ本当に助けが必要なときに応援が得られないという経験もしたのです。

この経験から学んだのは「残業しないことこそが自分と周囲にとって最適解」ということでした。本記事では、私が実践している「残業ゼロを実現するためのタスク管理術」をご紹介します。


1. 残業を「習慣化」しない

まず意識すべきは「残業を習慣にしない」ということです。

1日8時間労働が基本なのに、気づけば「定時後の2時間も仕事時間」と無意識にカウントしていないでしょうか?

かつての私がそうでした。

定時を迎えても「まだ時間はある」と思ってしまうと、それが当たり前になり、残業前提のタスクの組み方をしてしまいます。私自身もこの思考に陥っていた時期が長くあったのも事実です。

大切なのは「定時後は仕事時間ではない」という意識を強く持つことです。習慣を断ち切るために、私はまず「定時になったら必ずPCを閉じる」「会議や打ち合わせを午後遅くに入れない」といったルールを設けました。これだけでも、残業に入るハードルが格段に高くなります。


2. 残業代を生活費に組み込まない

もう一つの大きなポイントは「残業代を当てにしない」ということです。

私も20代の頃は「残業代があるから生活が成り立つ」と思っていました。しかしその思考は危険です。残業を収入の柱にしてしまうと、どうしても残業ありきの働き方から抜け出せなくなります。

私が実践したのは「残業代はなかったものとして貯金する」という方法でした。残業したことで得られたお金は、生活費やご褒美ではなく、口座にそのままストックする。そうすることで「生活のために残業する」という心理的な依存から脱却できました。

もちろん、たまに自分へのご褒美に使うのは良いことです。ただし「毎回残業代をあてにする習慣」になっていないかを常に問い直す必要があります。


3. 朝のゴールデンタイムを段取りに使う

効率よく働くためには「段取り」が欠かせません。

私は段取りを制するものが時間効率を制すと言っても過言ではないと思っております。

段取りに最適なのは集中力が最も高まる朝の「ゴールデンタイム」と考えております。研究や時間管理に関する記事でも、朝の数時間は脳が冴えており、最も生産性が高い時間帯と紹介されています。

私は毎朝、出社して最初の30分を「段取りの時間」と決めています。

1日の業務を整理し、「今日中に終わらせること」「今週中に終わらせること」をリストアップするのです。こうしておけば、急な依頼が舞い込んでも予定のどこに組み込むべきか判断しやすくなります。

さらに、昼前には「シルバータイム」と呼ばれるもう一つの集中できる時間帯があります。朝の段取りで決めたタスクの進捗を確認するのに最適です。午前中を計画とチェックに使えば、午後の時間を安心して使うことができます。


4. 急な依頼を受けたときの工夫

段取りをしても、突然の依頼が飛び込んでくるのは避けられません。

その場合、私はまず依頼を自分の段取りに組み込み、残業になるかどうかをシミュレーションします。そして「このまま進めると残業になります」と伝えるようにしています。

これを繰り返すことで「残業したがる人」というレッテルを回避できました。逆に、残業を当たり前に受け入れていると「残業はあの人に任せておけばいい」と余計な仕事が集中し、評価にもつながらないという悪循環が生まれます。

定時で帰る姿勢を示すことは、自分の健康を守るだけでなく、周囲からの信頼を得ることにもつながります。


5. 常に二手先を読む

最後に紹介したいのは「二手先を読む」ことです。

これは残業ゼロを実現するだけでなく、ビジネス全般に役立つ考え方です。

例えば提出物がある場合、

①提出する

②その後に相手から来る質問を予測しておく

この二段構えで準備しておくことが重要です。事前に想定問答を用意しておけば、定時直前に慌てて調べる必要もなくなります。提出時間も「相手が確認しやすい時間」を逆算して設定することで、後からのトラブルを避けられます。

「常に相手の次の一手を予測する」ことは、残業回避だけでなく、信頼されるビジネスパーソンになるための必須スキルです。


まとめ

残業ゼロを実現するためには、ただ「仕事を早く終わらせる」だけでは不十分です。

  • 残業を習慣化しない
  • 残業代を生活費に組み込まない
  • 朝のゴールデンタイムに段取りをする
  • 急な依頼を段取りに組み込み、残業を避ける工夫をする
  • 二手先を読む準備を徹底する

これらを徹底すれば、残業を前提にしない働き方が実現できます。

私自身も「残業しない=評価が下がる」と恐れていた時期がありましたが、実際には「効率よく成果を出す人」として認識されるようになりました。残業をゼロにすることは、自分の生活を守るだけでなく、会社での信頼やキャリアにおいてもプラスに働くのです。

忙しさに追われて「残業しないと終わらない」と感じている方こそ、今日から一つずつ試してみてください。

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