就職活動で悩まない! “たった1つの視点” で内定をもぎ取った話|私が失敗から学んだ面接術

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就職活動で大失敗した忘れもしない21歳の夏

 私は就職試験に失敗しました。1社からも内定を取れず路頭に迷ったんです。

世の中に伝えるプロデュース力だ」と学んだことを30年近くたった今でも覚えています。

 私は工業系の学校出身です。製図の授業で先生から〝センスねぇなぁ〟(昔はそんな時代)と言われ、同級生の製図を見て、みんなより劣っていたと感じこの分野では“戦えない”と思ったものです。そこで新しいチャレンジとして世の中に認められるためには?ということで父が物流の会社にいたこともあって比較的難しいと言われている通関士試験を受けて合格しました。いざ就職活動になって学校からの紹介先はエンジニア就職ばかりで資格を活かせる就職先は自力で開拓するしかありませんでした。開拓しましたが結果は一部上場企業の最終面接まで行くものの不合格。

 当時は1999年で就職超氷河期の真っ只中。就職難しかったんですと言いたいところなんですが、そんな中内定をしっかり取っている方もいるのでそんな言い訳できるはずもありません。

振り返ると考えられる原因は「業界調査」・「企業調査」をしていなかったことだったんだと感じております。比較的難しい資格を取ってもその能力がどこで求められているか?どこで役に立てることができるのか?調査が足りなかったと思っております。

 水を高く売るにはどうしたらいいか?都会のど真ん中で1,000円で売ろうとしても売れすはずがありません。砂漠のど真ん中で一刻も早く水を飲みたい人に売れるんです。

就職活動もそういうことだと思います。そのためには伝え方も重要になってきます。

私が学んだ伝え方の奥義

内定取れずに就職留年。私が思い悩んでもがいてる最中、セミナーの中の一つで雷が走る。

  1. 面接では相手企業が主体で話をする
  2. 自己PRは〝意味・形態・記号〟で伝える

簡単に説明させていただきます。

面接では相手企業が主体で話をする

〝私は〇〇できる〟とか〝私が〇〇〟という言い方ではなく、あくまで主体は企業であって、その主体の企業に対して自分はどう寄り添っていくという伝え方をするというものです。

主はあくまで企業側です。企業に寄り添うあなたを採用して企業にとってどんないいことがある?

面接ではそれを伝える必要があります。

自己PRは〝意味・形態・記号〟で伝える

下の図は概要を簡単説明したものです。

一旦該当を説明しますが、私が面接で伝えた具体例は下記で説明します。

● 記号:花束

● 形態:渡す

● 意味:好意

各々では全く意味を持ちません。しかしこれらをキーワードを関連付けて話をします。

記号である花束渡すという形態であなたに好意がありますという意味が出てくる

面接ではこういった伝え方をするのが有効というものです。

こういう話し方をすると〝なるほど その先聞いてみようか〟となります。

志望動機は“市場調査” 自分がどう(PR)の前にまずはこれ


• 企業ごとに“求める人物像”が違う

• 自分の強みがその企業にとって価値があるのか?を調べる必要がある

• 社長の考え方や、沿革から読み取れるもの、今取り組んでいる重点課題などを読み取る

• (できれば)WEBだけじゃなく現場の声や口コミなどいろんな角度でみる

企業の方向性や求めているものを主体にして自己PRを作るという視点が最強

 世の中のたくさんの会社がある中での各業界、各業界の中の各企業、同業他社でも求める人物像が違います。

 私は失敗した一年目に〝とにかく飲みニケーション〟という会社がありました。

 お酒が苦手な私がその会社で一生懸命内定を取ろうとしていましたが、当然内定をいただけませんし、内定をいただいたとしても長く持たなかっただろうと思っております。

私が実践で使った“戦える”連動型志望動機&自己PR

今一度私の奥義をおさらいです。

  1. 面接では相手企業が主体で話をする
  2. 自己PRは〝意味・形態・記号〟で伝える

最初に企業調査がきてそれに合わせた自己PRがきます。

二つの例でお伝えします。

「管理体制を徹底している」企業の場合

企業調査をした会社が着実に手堅く事業を運営していると読み取った企業の場合の志望動機と自己PRです。

● 記号:通関士

● 形態:独学で挑戦

● 意味:自己管理を徹底

【面接での話し方例】御社の(〇〇年からの事業運営など【企業調査読み取ったリアルな情報】)着実な経営に感銘を受けました。私は通関士独学で挑戦して合格しました。自ら計画を立てて一歩ずつ着実に前に進んで自己管理を徹底してまいりました。御社の徹底された管理体制の元で必ずお役に立てると感じました。

「いろんなことにチャレンジしている」企業の場合

企業調査をした会社の沿革や業種によりチャレンジ精神が旺盛な企業の場合の志望動機と自己PRです。

● 記号:通関士

● 形態:別の分野の資格

● 意味:チャレンジ

【面接での話し方例】 御社の(沿革から〇〇年△△事業開始、⬜︎⬜︎年××事業開始など【企業調査読み取ったリアルな情報】)さまざまな事業へ展開していることを確認しました。私は工業系の学校とは別の分野の資格として通関士を勉強して合格しました。これからも新しいことへのチャレンジをしていきたいと考えております。

同じ記号でも形態が変わると意味が変わってくる

 2つの例からお分かりいただけると思いますが同じ記号であっても形態が違えば最終着地点の意味が全く変わってくるのです。

 それは調査した企業によって変える必要があります。企業が求める人材やポテンシャルは何か?

を読み取ってそれに沿った自己PRをします。

志望動機と自己PRは連動型である必要があります。

結果:2社から内定 … その時(私の)歴史が動いた

私の経験した就職氷河期。一年目は失敗しました。

この講習を受けてから2年目は2社から内定をもらうことができました。

こう言った思い出から就職活動は二度としたくないと思っておりました。

しかし、この努力はのちに続くサラリーマン生活の予行練習だったと思えるところもあります。

私は遠回りしてしまったけれどこの記事を読んでいるあなたには私を踏み台にして遠回りして欲しくないと思っております。

是非ともお試しいただければと思います。

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