
はじめに
「もう限界かもしれない」――そんな思いが頭をよぎる瞬間、誰にでもあります。
上司との関係、成果が出ない焦り、将来への不安。
まるで出口のないトンネルの中にいるような気持ちになりますよね。
でも、「辞める」というのは“終わり”ではなく、“選択(スタート)”です。
焦って手放すのではなく、〝自分の人生を主体的に選び取る〟こと。
それができれば、たとえ今が苦しくても、少しずつ未来が変わっていきます。
今回は、わたし自身が実際に「辞めたい」と思った時の経験をもとに、
後悔しないための私の起こした行動3つをお伝えします。
会社に残って環境を変える

「辞める」以外にも、“残る”という前向きな選択があります。
例えば、部署異動や上司の変更、働き方の調整など。
環境を変えるだけでも、驚くほど気持ちが軽くなることがあります。
▷ 私が実際に取った行動
わたしは30代前半の頃、毎日のように上司に怒鳴られていました。
細かい部分まで説明できないと「なんで?」と詰められ、
自分の存在が否定されているように感じ、会社に行くのが嫌でたまりませんでした。
当時は、それでも我慢するしかないと思っていました。
でも今振り返ると、もっと“なんでもっと動かなかったんだ”と勇気ない自分を悔やみます。
40前半代になって再び同じような状況になった時、すぐに心療内科で診断書をもらい、
会社に提出しました。するとすぐに会社としてしかるべき対応(一旦休む方向へ促す)をしてもらえたのです。
あの時の自分に言いたいのは、「我慢は美徳じゃない。助けを求めてもいい」ということ。
会社に残ることは“逃げない”ことでもあります。
しかしその中でも「自分を守る行動」は、立派な選択肢のひとつです。
副業・投資で収入の一元化リスクを分散する

もうひとつの道は、「収入の柱を増やす」という考え方です。
いきなり辞めなくても自分の力で稼ぐ力をつければ、精神的にも経済的にもずっと楽になります。
▷ 私が実際に取った行動
私が取った行動は、会社勤めを続けながら投資で“いつでも辞められる状態”を作ることでした。
イメージとしてはこうです。
―“いきなり身体ひとつで大海原に出る”のではなく、大きな船(会社)の船員として業務をこなしながら、“船室では粛々と自分のイカダを作る” ―そんな感覚です。
すぐには大海原に出航(独立)できるわけではありません。
しかし、「このイカダがあれば、いつか自分の航路を選べる」
そう思えるだけで、心の余裕が生まれました。
投資をきっかけにお金の流れを学び投資を実践しています。
また、副業も収入源を増やす一環で勉強をして実践を始めたところです。
そのうち大きなエンジンになり得ることを期待しています。
「もし今の会社がなくなっても、自分で立てる」という自信が少しずつ積み重なっていきました。
本業一本ではなく、“複線思考で人生を考える”こと。
それが、精神的な自由への第一歩です。
転職・独立で新しい環境を選ぶ

そして3つ目の選択肢は、転職や独立により「新しい環境へ踏み出す」ことです。
もちろん、いきなり転職や独立を決断する必要はありません。
まずは情報収集とか準備だけでも十分。
行動を始めることで、自分の可能性が“現実”に変わります。
▷ 私が実際に取った行動
私は、転職サイト「JACリクルートメント」に登録しています。
これはすぐに転職したいからではなく、“準備として”です。
なぜなら、会社員である以上、自分から辞める時も、会社都合で退く時も、
必ず「自分は何をしてきて、何ができるのか」を説明する場面が来るからです。
だからこそ、日頃から自分の業務を棚卸し、職務経歴を整理しておくようにしています。
これを転職サイトで登録する時、必ず自分を売り込んでもらうためにまとめなければいけません。
まとめることで、自分の強みや経験が可視化されました。
転職サイトに登録しておくと、自分に合いそうな企業を紹介してもらえますし、
“自分の市場価値を知る”ことで、「今の自分をどう成長させるか」が明確になります。
実際、転職まで至らなくても、「他の選択肢を持っている」だけで心の余裕が違います。
まとめ|“辞めたい”は、次の一歩を考えるサイン
「辞めたい」と思うことは、決して弱さではありません。
それは、“今のままではいけない”という心のサインでもあります。
辞める、残る、準備する―どれを選んでも構いません。
その選択は誰も責任を取ってくれません。なので大切なのは、「自分で選んだ」と思えること。
そして、選択肢を整理すれば、気持ちは驚くほど軽くなります。
あなたの人生の舵は、いつでもあなたの手の中にあります。
焦らず、比べず、“自分が納得できる一歩”を踏み出していきましょう。
💡ポイントまとめ
- 我慢しすぎず「助けを求める勇気」を持つ
- “副業・投資”は逃げではなく“備え”
- 転職サイト登録は“情報収集”として活用
- 選択肢を増やすことが「心の余裕」につながる
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