(早期リタイア・FIREを目指す人へ)

引退はゴールではなくスタートです
40代から50代のサラリーマンの中には、定年まで働くことに不安や疑問を感じ、「できれば早期リタイアしたい」と考える人も少なくないと思います。私自身もその一人です。今すぐにでも引退したいという気持ちはありますが、いざ引退してみると「毎日が日曜日」で人との関わりが減り、生活の張り合いを失うのではないかと不安を抱いています。
実際、私の祖父も多趣味で活動的な人でしたが、サラリーマンを引退した途端、緊張の糸が切れたのかしばらく寝込んでしまったと記憶しています。その姿を見て、引退後の人生を楽しく過ごすためには「準備」が欠かせないと強く感じました。
この記事では、私自身がFIRE後を想定して取り組んでいかなければならないことを「心・技・体」の観点でまとめてみました。私が実践したい60歳までにやっておくべき10のこととしてご紹介します。
1. 心(メンタルの準備)
FIRE達成後を想定した時今よりも人と関わる機会が減ると想定されます。その結果人との折り合いをつける努力を怠ると思うので豊かに過ごすためには心の豊かさが必要不可欠と考えております。

① ヨガを習慣化する
ヨガは精神面と身体面の両方に効果があると感じています。仕事でストレスが溜まってもヨガをすると心が落ち着きますし、体の柔軟性も維持できるので老後の生活の質を守る武器になります。毎日数分でも続けられるよう、私はまずは寝ながらできるポーズを朝のルーティンに組み込むんでいます。
② 瞑想の習慣を確立する
瞑想はヨガともつながりますが、より精神面へのアプローチが強いものです。FIRE後は時間に余裕が生まれる分、孤独や不安を感じる瞬間も増えるかもしれません。そんな時に心を落ち着ける術として、瞑想を今から習慣化しておくことが大切だと思っています。
2. 技(スキル・収益源の準備)
FIRE達成後は今の肩書きが剥がれ落ち、自分という〝ブランド〟しか残りません。今の培ってきた肩書きがなくなった時を想定して自分で勝負することとなった時のために備えておく必要があると考えます。

③ ブログを育てる(収益化の柱に)
私はすでにブログを運営しており、「月1万円の収益化」を目標にしています。金額としては大きくないかもしれませんが、FIRE後に「自分の言葉で情報を発信して人とつながる」こと自体が生活の張り合いになると考えています。
④ 不労所得を育てる(積立NISA・オルカン活用)
積立NISAで全世界株(オルカン)に投資し、月2万円程度の不労所得を目指しています。リスクを抑えつつ長期的に資産を育てることは、FIRE後の安心感に直結します。年齢やリスク許容度に応じて調整していくことが大切だと思います。
⑤ 新しいスキルを学び続ける
ITリテラシーや語学など、サラリーマン時代に磨いたスキルをさらに広げておくと、FIRE後の生活や再就職にも役立ちます。私はAIツールの活用を学んでおり、ブログにも活かせると実感しています。
3. 体(健康の準備)
誰かが言いました。身体が資本だと。FIRE達成したものの〝肩が上がらない〟〝歩こうにも歩けない〟では話になりません。FIRE生活を充実させるためにも健やかな身体を作っておく必要があります。

⑥ ジョギングで「毎日5km走れる身体」へ
健康寿命を延ばすためには、持久力を維持することが欠かせません。私は現在ほとんど走れませんが、最終的にはフルマラソンを一度は完走したいと考えています。まずは「毎日5kmを無理なく走れる身体」を目標にしています。
⑦ 筋力を維持する(数値目標あり)
現状の私はBMI25(肥満)・体脂肪率27%ですが、目標は BMI22・体脂肪率15%。数値化することで進捗を確認でき、モチベーションも保ちやすいです。筋トレや食事管理を組み合わせて、健康的な体を維持していきたいと思っています。
4. 人とのつながり(孤立を防ぐ準備)
FIRE達成後は人とのつながりがなくなると想定されます。そうなれば生活は常に自分ルールが成り立ってそれが脅かされると攻撃対象とみなして攻撃してしまうかもしれません。まさに〝老害〟と言われる人物の誕生の瞬間だと思っております。
⑧ 家族や友人との時間を増やす
FIREをしても、家族や友人との関わりがなければ孤立しやすくなります。私は「毎週必ず家族と外食をする」といった小さなルールを作って、意識的に交流を増やすようにしています。
⑨ 地域活動や趣味のコミュニティに参加する
祖父のように多趣味であっても、**********。地域のサークルや趣味仲間と関わることで、人との接点を確保し続けたいと考えています。
5. 将来への備え(数字で安心をつくる)
漠然と〝なったらいいな〟ではなく目標は常に数値化することによって成果を計測できる状況でなければならないと思っております。
⑩ SMARTの法則で目標を設定する
「そのうちやる」ではなく、具体的・数値化・期限を切る目標(SMARTの法則)が必要です。たとえば「BMI22・体脂肪率15%を2027年までに達成する」といった形で設定すると、進捗を確認しやすくなります。
まとめ
FIREを目指すことは夢がありますが、同時に「その後の人生をどう生きるか」という課題がつきまといます。私の祖父の例からもわかるように、緊張の糸が切れてしまうと心身に影響が出ることもあるのです。
だからこそ、心・技・体をバランスよく整え、数値化した目標で準備することが大切だと実感しています。サラリーマンとして働く40代・50代の今から準備を始めておけば、60歳以降も張り合いのある生活を送れるはずです。
FIREを夢見る仲間の方々と、共に一歩ずつ準備を進めていければと思います。
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