
はじめに
入社間もない頃、「有給休暇を取得したら会社から連絡が来るのでは」と不安に思ったことはありませんか?とくに新入社員だと「連絡に出ないと後ろ向きに思われるかも」と気になってしまうものです。しかし、有給休暇は法律で認められた「休む権利」です。適切に対応すれば、安心して休むことができます。本記事では、法的な考え方や私の経験をもとに、休暇中の「連絡対応の一歩」となる方法をご紹介します。
1. 有給休暇の法的な背景(更新情報あり)

日本の労働基準法では、有給休暇取得は従業員の権利として定められています。具体的には以下の通りです:
- 雇入れから6ヵ月以上継続し、直近の出勤率が8割以上であれば、最低10日の年次有給休暇付与義務が発生 。
- 付与された有給のうち、最低5日間は会社が時季指定して取得させる義務があり、これは2019年4月から制度として施行されています 。
- 労働者本人の申請以外の日数でも、会社が指定して強制的に取らせる仕組みが導入されています。
したがって、有給中に会社から連絡がきたとしても、法律上は出勤義務はありません。まずは「休む正当な理由がある」ことを理解しておきましょう。
2. 私の経験から学んだ対応のバランス

私は過去、休日であろうが深夜であろうが、上司からすぐに連絡が入る職場にいました。自分には体力的にも精神的にも余力がなく、つい対応してしまった結果、体調を崩してしまい、心療内科で診断書をもらった経験があります。
そこで私は以下のように対応法をルール化しました:
- 一回目の電話には出ない。 失敗も理由にできるし、余計なコミュニケーションを回避できるためです。
- 同じ人から再度かかってきた場合だけ対応する。 2回目は緊急度高と判断し、取り次ぐことをしています。
こうすることで、「対応しない」と悪い印象になることも、「すぐ対応」と休みに侵されることも避けられました。
3. 有給前の準備を徹底しよう
連絡の多くは、「急ぎ」ではなく「引き継ぎ不足」「連絡忘れ」が原因であることも。休みに入る前にこういった準備をすると対応頻度が劇的に減ります:
- 完了させる業務を明確にする
- 引き継ぎ用の文書やメールを事前に作成する
- 自分の不在を想定した依頼事項を事前連絡する
特に私は事前準備として「引き継ぎフォーム」を用意しています。以下は実用例です:
引き継ぎ用フォームの例(テンプレート)
項目 | 記載内容例 |
---|---|
不在期間 | 例:8/1〜8/5 |
担当者引き継ぎ | 田中さん対応をお願いします |
保留案件 | ○○社の見積もり返事待ち |
緊急連絡先 | 携帯メアド「example@email.jp」 |
備考 | 帰社後すぐ確認可能な進捗まとめ資料添付など |
このようなフォーマットで引き継ぎをしておくと、連絡も激減します。
ぜひコピペしてご活用ください。
4. バランスある対応のメリット
こうしたルール化には大きなメリットがあります:
方向性 | メリット・リスク回避 |
---|---|
出なさすぎる | 心理的に距離ができてしまう可能性あり |
出すぎる | 有給休暇が形骸化する、休息効果が減少 |
バランス対応 | 健康と信頼を両立できる理想形 |
まとめ:有給中の「連絡対応バランスチェックリスト」
- 有給は法律で認められた休む権利(10日以上の有給には5日の取得義務あり)
- 緊張をほぐす:一回目の電話はスルー、再着信のみ対応
- 引き継ぎ準備で未然防止
- テンプレフォームで安心の引き継ぎ
- 心身の休息と職場信頼の両立を
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