
はじめに

引越しは新しい生活のスタートであり、同時に大きな不安を伴うイベントでもあります。特に、転勤で初めて引越しを経験するサラリーマンにとっては、やることの多さや手続きの煩雑さに圧倒されがちです。
一般的な手続きは〝引越し 手続き 一覧〟などで検索していただければ便利なものが沢山ありますので、ここではあえてそれは言いません。
このサイトでは私の経験から引越しの準備で心がけているポイントをお伝えします。
私はこれまで、親の転勤と自分自身の転勤を合わせて15回の引越しを経験してきました。その中で痛感したのは、引越しは「住む前」と「住んだ後」の2つの段階で準備をしっかり分けることが、失敗を防ぐ近道だということです。
本記事では、私の経験をもとに、転勤を控える特にサラリーマンに向けて、引越し準備のポイントをお伝えします。
1. 引越し前に押さえるべき準備(住む前)

1-1. 街の中心を把握する
引越し先を選ぶとき、まず意識してほしいのが**「街の中心」**です。ここでいう「中心」とは、官公庁や主要駅、大型商業施設など、その街の生活動線の基点になる場所のことです。
中心を把握しておくと、生活に必要な施設の位置関係がつかみやすくなり、通勤・買い物・行政手続きなどの動きがスムーズになります。
引越し先をネットや地図アプリで調べる際は、中心となるエリアと自宅候補の距離感を確認しましょう。「便利さ」と「生活の静けさ」のバランスを取る上でも重要なポイントです。
1-2. 家賃と立地のバランスを取る
便利な場所ほど家賃は高く、交通量や人の出入りも多くなります。私自身、最初は駅前の便利な場所に住もうと考えましたが、混雑や駐車の不便さに悩まされ、次からはあえて少し離れた閑静な住宅街を選ぶようにしました。
家賃はもちろん大事ですが、「生活の質」に直結するのは日々の過ごしやすさです。
- 車を所有している場合 → 駐車スペースや出入りのしやすさ
- 騒音が気になる場合 → 幹線道路沿いは避ける
- 買い物や通勤の利便性 → 中心地までの距離を測る
こうした要素を総合的に判断して、家賃と立地のバランスを取りましょう。
1-3. ネット契約は早めに
現代の生活において、ネット環境は欠かせません。しかし引越し時のネット移転手続きは意外と時間がかかり、私の場合、最長で1か月以上ネットが使えなかったこともあります。
失敗するとネット連携しているテレビ録画が失敗します。
そうなると永久保存版にとっておきたかったお気に入りのアニメがシーズンの途中で途切れてしまいます。
特に、繁忙期(3月〜4月)や工事が必要な場合は日程が混み合い、希望日に開通できないケースが多いです。引越し先が決まったら、他の手続きよりも先にネット契約の移転や新規申し込みを行いましょう。
最近は工事不要のモバイルWi-Fiやホームルーターもありますが、速度や安定性は環境によって差がありますので注意が必要です。
2. 引越し後にやっておくべき準備(住んだ後)

2-1. カーテンを忘れない
引越し後、家具や家電は揃えても、カーテンの用意を忘れる人は意外と多いです。私も過去にカーテンを後回しにしてしまい、夜になると部屋が丸見えで落ち着かない日々を過ごしたことがあります。
引越し前に窓のサイズを測り、可能であれば新居に入る前にカーテンを準備しておきましょう。特に大きな窓や特殊な形状の窓は、既製品では合わない場合があります。
2-2. 洗濯機がない場合のコインランドリー確認
引越しと同時に洗濯機を買う場合、納品まで数日〜1週間程度かかることがあります。その間の洗濯手段として、近所のコインランドリーの場所を事前に確認しておくと安心です。
最近のコインランドリーは、洗濯から乾燥まで自動で行える大型機や、アプリで稼働状況を確認できる店舗も増えています。短期間でも快適に生活するための工夫として押さえておきましょう。
2-3. ゴミの捨て方を早めに把握
ゴミの分別ルールは自治体ごとに異なり、特に引越し直後は大量の段ボールや梱包材が出ます。ルールを把握していないと、ゴミがあっという間に溜まり、生活スペースを圧迫してしまいます。
市役所や自治体のホームページで収集日や分別方法を確認し、リサイクル可能な資源の回収拠点も調べておきましょう。特に引越し直後は段ボールや大型ごみの回収日を逃さないことが重要です。
2-4. 役所・警察での手続きを一気に済ませる
サラリーマンにとって転勤休暇の日数は限られているので変更手続きは効率よく進めたくなります。
私の場合はひとまとめにできる手続きとして転入手続きと免許証の住所変更手続きは毎回一連の手続きとしてさっと済ませます。
住所変更に伴う手続きは、市区町村役場と警察署の両方で必要になることがあります。例えば、住民票の移転を行ったら、その足で警察署に行き、運転免許証の住所変更も済ませると効率的です。
手続きを分けて行うと、仕事の合間に何度も時間を取られることになります。一日でまとめて済ませることで、時間と労力の節約につながります。
まとめ
引越しは、事前準備と引越し後の立ち上げをバランス良く進めることが成功のカギです。
- 住む前は「街の中心把握」「立地と家賃のバランス」「ネット契約の早め対応」
- 住んだ後は「カーテンの準備」「コインランドリー確認」「ゴミ捨てルール把握」「手続きを一括処理」
これらを押さえておけば、引越しの不安はぐっと減り、新生活をスムーズに始められます。
15回の引越し経験から言えるのは、小さな準備が大きな安心につながるということです。あなたの新生活が、快適で充実したものになることを願っています。
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